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糖尿病と食事療法糖尿コントロールの目安糖尿病は自覚症状に乏しい病気なので、血糖コントロールがうまくいっているかは検査を受けて確認する必要があります。■ヘモグロビンA1c赤血球の中にあるヘモグロビン(血色素)のうち、ブドウ糖と結合しているものの割合を%で表したものです。血糖値が採血時点での指標であるのに対し、採血前1~2ヶ月間の平均血糖値を反映し、血糖コントロール状態の指標となります。コントロールの良否の判断にはヘモグロビンA1cを用いることが多くなっています。糖尿病の危険信号チェッククリック■血糖コントロール目標コントロール目標値注4)目標注1)血糖正常化を目指す際の目標注2)合併症予防のための目標注3)治療強化が困難な際の目標HbA1c6.0%未満7.0%未満8.0%未満■高齢者糖尿病の血糖コントロール目標患者の特徴・健康状態カテゴリーI①認知機能正常かつ②ADL自立治療目標は年齢、罹病期間、臓器障害、低♛糖の危険性、サポート体制などを考慮して個別に設定する。注1)適切な食事療法や運動療法だけで達成可能な場合、または薬物療法中でも低血糖などの副作用なく達成可能な場合の目標とする。注2)合併症予防の観点からHbA1cの目標値を7%未満とする。対応する血糖値としては、空腹時血糖値130mg/dL未満、食後2時間血糖値180mg/dL未満をおおよその目安とする。注3)低血糖などの副作用、その他の理由で治療の強化が難しい場合の目標とする。注4)いずれも成人に対しての目標値であり、また妊娠例は除くものとする。カテゴリーII①軽度認知障害~軽度認知症または②手段的ADL低下、基本的ADL自立カテゴリーIII①中等度以上の認知症または②基本的ADL低下または②多くの併存疾患や機能障害重症低血糖が危惧される薬剤(インスリン製剤、SU薬、グリニド薬など)の使用なしあり7.0%未満7.0%未満8.0%未満65歳以上75歳未満75歳以上7.5%未満8.0%未満(下限6.5%)(下限7.0%)8.0%未満(下限7.0%)8.5%未満(下限7.5%)効果的に食事療法を!!糖尿病の食事で気をつける3ポイント質量時間●適正なエネルギー量を摂る●不規則な食事をあらためる●カロリー・糖分・塩分の多い間食や夜食をやめる●早食いやまとめ食いを避ける血糖コントロールが必要な方への商品です!おかずP.25デザートP.2726